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2014年10月27日月曜日

スマホが手の届くところにある弊害


最近、なんでもIT化されてきている社会で、パソコンやスマホが大活躍です。
 
ウチの生徒さん達を見ていても
携帯を持ってない子の方が少ないかもしれません。
 
 
 
中学生のスマホ所有率が50%超、高校生に至っては80%超・・・
こういったデータもある通り
ITが身近というか、もはやあって当たり前の存在になって思うことは
ITに依存し過ぎたばかりに、
思考力が低下している学生が多いということ。

これは小中高生に限らず、大学生や社会人にも起きている問題です。

 

私が学生の頃はこのような便利なものは無く、
分からないことがあったら、
辞書を引くなり先生に聞くなりして、地道に考えたものです。

勉学に限らず、
おばあちゃんの知恵的なものも
今、大いに役立っています。

 

ところが最近では
例えば勉強していて漢字が分からない際、
その漢字を調べるor思い出すという行動につながらず
すぐにスマホで変換して分かった気になってしまいます。
 
これでは“思考”にはつながりません。

他にも、検索エンジンが発達したため、
調べるのが容易になり、
自分で考えるというアクションが抜けてしまいます。
 
これも思考力を鍛えるといった点では致命的です…

定期テストなどの範囲が明らかで限られているものなら
まるごと暗記といった力技でごまかすことも可能でしょうが
受験になればそうはいきません。

もちろん社会に出れば
日々、ハプニングの連続で
その都度、“思考”を巡らせて乗り切る力が必須です。

知っているか知っていないかではなく
知らないことも考え抜いて乗り切る力が不可欠なわけです。
 


当然のことながら、
これからの未来がある生徒さんは
自分の人生そのものを考えて行かなければなりません。
 
近いところでは志望校選択もそうですし
もう少し先になれば職業選択とかがいい例です。

この時に、自ら調べ、考えて、何を選択すべきか判断できる思考力が無いと、
何か障壁が現れても対応できず
うまく行かなくなるのは明らかです

 
 
少なくとも
ウチの生徒さん達には
そうした力を備えた人間に育っていって欲しい・・・

そんなことを考えている塾長でした。

 

☆とはいえ、パソコンやスマホを用いることによるメリットもありますので、後日それについても触れてみたいと思います。