「ウチの子は何回言っても全然勉強しなくて・・・。テストのときには○点取ったら○○買ってあげるから!って、いつも“にんじん”ぶら下げないと全然やってくれないんですよ」
で、結果として、仮に“○○ゲット!”の運びとなったとしても、内容は全く定着せず、いつも同じことを繰り返す羽目になるという・・・
実は、にんじんのぶら下げ方にもポイントがあります。
それは、結果ではなく、日々の頑張りに少しずつ報いていくというものです。
アメリカの研究結果にもあるのですが、「アウトプットよりもインプットへのインセンティブ(ご褒美)の方が効果大」というものがあります。
実際の試験勉強に置き換えてイメージしてみると
・毎日の目標を立ててそれを実行すればご褒美=何をすべきかが明確
なのに対して
・結果が出ればご褒美=結果に至るプロセス(何をすべきか)が不明確なので勉強したことがない子にはイメージできない(挙句あきらめる)
確かに、よほど強い信念があるような子でもなければ、インプットの方が頑張れそうな気もします(でもそういう子はそもそも普段からちゃんとやりそうですしね)
にんじんをぶらさげる側にも、ぶら下げ方をきちんと工夫する必要があるということですね
さて、あとちょうど1か月ほどで、早くも「中間テスト」が始まります。
この機会に、是非、今までのやり方を再考してみてはいかがでしょうか?